3次元データ活用のためのXVL

2019-4-17

最近、3次元CADの責任者の方とお話させていただく機会が結構ありました。話題は、最近の3次元CADの技術動向や、3次元モデルの管理方法等、いろいろですが、特に、大手自動車メーカーが3次元データの一元管理の方向性を検討されているようで、その動向の話題などを会話させいただきました後の雑談になったところで、ちょっとご質問させていただくことがあります。
「現在3次元データ(主にモデルですが)は、どのくらいありますか?」
10年以上3次元CADをご利用のお客様であれば、当然の答として、「いっぱいあるよ!」となりますが、そこで次に、
「このいっぱいある3次元データですが、どのくらい活用されていますか?」
と、ご質問させていただくと、「いや・・・・」と言われながら考えて、「あまり活用されていないかな?」というお答をいただく場合もありました。
ここで質問させていただいた「3次元データの活用」という言葉の活用の意味の捉え方にもよりますが、話を進めていきますと、設計の中では、結構活用されていると思われるが、生産技術や製造で使われていると言われるとどうか?ということから、「あまり活用されていない!」と感じられるようです。
そこで、この生産技術や製造での3次元データ活用について、もうすこし踏み込んでみますと、生産技術や製造でも、3次元データを作成したり、修正したりするために3次元CADを必要とする仕事もありますが、それよりも形状を確認したり、寸法を取ったり、隙間を計ったりと、形状を修正するのではなく、形状から情報を得る作業が多く、このためだけであれば3次元CADは必要ないようです。ここで考えられたのが、3次元データを簡略化して、寸法等の情報は得られるXVLという機能です。
XVLは、3次元データを簡略化するためのフォーマット(表現形式)の名称です。よって、3次元形状を修正することはできませんが、寸法やいろいろな属性情報は、そのまま持っています。つまりXVLでは、「形は作れませんが、形を読む」ことはできます。よって、生産技術や製造の現場では、XVLの方が活用いただき易いかもしれません。
3次元データの活用では、3次元データの表示を中心とした3D-PDF(ものさしツールで最低限の距離の測定程度はできます)から、3次元データの大半の属性(寸法、配置、組合せ等の情報)まで活用でき、さらに、機構情報や点群情報等を付加することもできるXVLまで、その用途に応じて、いろいろな活用が可能です。
是非、3次元データの活用をご検討ください。できれば、その際に、XVLの検討もよろしくお願いいたします。