CETOL6σの特長

CATIA V5アドイン・ソリューション

CETOL6σは、CATIA V5にアドインされたシステムで、CATIA上で稼働します。また、CETOL6σで公差解析を行うための公差情報は、CATIAのFTA機能によって、3次元モデル上に定義された情報を直接読込ます。よって、CATIAによる設計業務の延長上で、設計者自らが公差解析を行える環境を提供します。さらに、CETOL6σに取り込まれた公差情報は、CATIAのモデル内の公差情報をリンクされているため、最新の設計情報と常に連携した公差解析を行うことができます。

高精度な3次元公差解析

CETOL6σが搭載している公差解析手法であるシステムモーメント法では、製品性能に対する寸法変化の影響度を寸法寄与度として計算します。
システムモーメント法はモンテカルロ法と異なり、モデルの関係性を関数として定義します。解析の入力情報となる寸法値は関数の変数として扱われるため、解析結果に対して、寸法値や公差など入力情報を変更すると瞬時に結果が更新されます。モンテカルロ法のように、設計条件を変更する度に再度多くの時間をかけて解析を実施するなどの時間的ロスがありません。

モンテカルロ法

  • 乱数を元にサンプルをランダムに組み立て、バラツキを評価する汎用的な方法。
  • 結果がサンプリングの最大、最小値に左右されやすい。
  • 傾向は掴めるが、正確性はサンプリング数に依存。

システムモーメント法

  • 3次元公差解析を行う目的で開発された手法。
  • 結果はバラツキ曲線そのもの。精度にバラツキはない。
  • サンプリングが不要なので演算が早く、設定変更に対しても瞬時に結果を算出。

簡単な幾何公差設定

CETOL6σの幾何公差設定は、幾何公差設定ウィンドウからCAD操作と同様の感覚で、プルダウンメニューからの選択操作で簡単に設定できます。
また、入力した幾何公差が、正しいか、エラーメッセージを見ながら修正することで、正しい幾何公差の設定が可能です。

幾何公差設定ウィンドウ

エラーメッセージ・ウィンドウ

CETOL6σによる公差解析のメリット

1.製品アセンブリ時の問題を少なくします

  • 製品をアセンブリする際に、部品同士が干渉して組立てられないとか、稼働部品の場合には、部品がぶつかって動かないというような現象の発生可能性を事前に検証することができます。
  • 部品を結合する場合の、ボルト穴のずれや、コネクターピンの穴の位置ずれ等の発生の可能性を事前に検証することができます。

2.設計された性能を確実に実現できるよう支援します

  • 部品間の適切な結合や、バックラッシュの想定等から、アセンブリされた製品が、設計仕様に近づくように事前に加工精度や公差を検討します。
  • 稼働部品が確実に、その性能を発揮できるように、それぞれの組み付け位置の事前検証を行います。例えば、確実に接続するスイッチの押し込み量等を想定します。

3.製品が完成し、外観品質の向上がはかれます

  • 製品をアセンブリした際の部品間のすき間や段差を均一にするように、事前に精度や公差を検討することができます。

その他、事前に製品の組み付けバラツキを公差から検証することで、品質、コスト面での多くのメリットが生まれます。

CETOL6σは、Sigmetrix社(本社:米テキサス州)により開発され、2009年7月にサイバネットシステム株式会社の子会社となり、
サイバネットシステム株式会社より販売されています。
当ホームページの画像は、サイバネットシステム株式会社殿より、ご提供いただきました。
CATIA V5は、ダッソー・システムズ社の製品です。